プロフェッショナル外洋セーリングチーム『DMG MORI SAILING TEAM』は、海洋冒険家の白石 康次郎氏を迎え入れ、世界のトップセーラーが集う、単独・無寄港・無補給の世界一周ヨットレース“Vendée Globe2020(ヴァンデ・グローブ)”へ挑戦いたします。
“Vendée Globe”は、世界一過酷なヨットレースとして、1989年から4年に一度開催されており、開催地のフランスでは「テニス全仏オープン」、「ツール・ド・フランス」と同じく注目を集めるスポーツ競技であり、欧州各地では高い認知度を誇ります。
白石康次郎は、2016 年第8回大会にアジア勢として初出場を果たし、完走を目指したものの、マストトラブルにより残念ながらリタイアとなりました。
2020年第9回大会では、DMG MORI SAILING TEAMのスキッパーとして参戦し、33艇中16位(94日21時間32分)でアジア勢として初完走を果たした。
また、2024年に行われる第10回大会への参戦も表明し、8位完走を目標に活動を続けている。
BOAT
▶船名:DMG MORI Global One 号
▶造船所:MULTIPLAST S.A.S
Vendée Globeに出場するレース艇は、国際モノハルオープンクラス協会(IMOCA)が指定するIMOCA60規格を満たしたヨットになります。
艇体や部品の多くがカーボンを使用しているためとても軽量です。
さらに、船体側面から羽のように突き出た板状の「フォイル(水中翼)」により、艇速が増してくると艇体を水面から浮かせ、水面に接する艇体の面積が小さくなるため摩擦が少なくなり、艇の速度が飛躍的に上がります。
▶IMOCA60サイズ
長さ:18.28m(60ft)
横幅:最大5.85m
高さ:最大29m
Vendée Globe とは
単独無寄港無補給世界一周ヨットレース『Vendée Globe(ヴァンデ グローブ)』とは・・・
BOC Challenge(寄港をともなう単独ヨットレース)を2度制したフィリップ・ジャントーにより発案された単独無寄港世界一周ヨットレースです。
大会は、1989年から4年に一度開催しています。
レーススタートは、例年11月初旬にフランス・ヴァンデ県・『レ・サーブル・ドロンヌ』よりスタート。
約80日間(約2,000時間)をかけて単独無寄港無補給で世界一周をし、再びゴール地となる『レ・サーブル・ドロンヌ』目指すヨットのスピードレースです。