DMG MORI SAILING TEAM(以下、チーム)は、2021年に立ち上げた若手育成プログラム「DMG MORI SAILING ACADEMY」の一環として、2024年4月より新たに研修生3名を迎え、2027年の大西洋横断レース「Mini Transat 2027(ミニ・トランザット2027)」への出場・完走を目指す研修プログラム(以下、本プログラム)を開始いたします。
また、本プログラムには2019年の「Mini Transat 2019」を完走し、2023年にはClass40にて世界一周レース「Globe 40」を完走した外洋セーラーの鈴木晶友氏をコーチとして迎え、神奈川県葉山港を拠点に活動いたします。
「Mini Transat」は、チームのスキッパーである白石康次郎氏が2021年にアジア人で初めて完走した単独無寄港無補給の世界一周ヨットレース「Vendée Globe(ヴァンデ・グローブ)」の登竜門として知られ、全長6.5mのMini6.50艇を使用する大西洋横断レースです。前回2023年大会にはフランスを拠点にDMG MORI SAILING ACADEMYの一員として活動するLaure Galley(ロール・ギャレー)、三瓶笙暉古(サンペイ・フェデリコ)が出場しました。
チームは本プログラムに参加する研修生を2023年2月より募集し、複数回の選考を経て3名を選出しました。若手研修生3名はいずれも大学ヨット部でのセーリング競技経験がありますが、外洋セーリングは初めての挑戦となります。まずは葉山港を拠点に外洋レーシング艇の構造や操船を学び、日本国内でのセーリングを 主に活動する予定です。
また、本プログラムでは、2027年の「Mini Transat 2027」を目指す傍ら、葉山港にて使用している外洋 レーシング艇「Mini6.50」を全国の大学ヨット部に所属する学生に体験いただき、外洋セーリングの魅力を知ってもらう「Mini全国キャラバンツアー(仮称)」を実施いたします。イベントでは、鈴木晶友氏からの講演のほか、 実際にMini6.50艇に乗っていただくプログラムを企画しております。
「Mini全国キャラバンツアー」を含め、本プログラムを通した長期的な目標として、活動方針にも掲げる「若手スキッパー・エンジニアの育成」および「日本にもっとヨット、セーリング文化を」に沿い、外洋セーリングで活躍 できる人材の育成と日本におけるセーリング文化醸成に取り組みます。
以下の通り、コーチの鈴木晶友氏と3名の研修生をご紹介します。
Coach 鈴木 晶友(Masatomo SUZUKI)
Trainee 木谷 悠二(Yuji KITANI)
Trainee 澤田 皓希(Koki SAWADA)
Trainee 遠藤 功大(Kodai ENDO)